指導者、高橋和生。
gryphonさんがトラックバックを下さっていたのだが、気がつかなかった・・・(汗)。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/
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この中で、お笑い芸人の今田耕司氏が登場してほんの少しだが高橋さんについて触れている。
「僕の予想ですけど(※パンクラスの)社長さんが『やる』と言っても、選手からしたら『なんで素人に技を教えたりせなあかんねん』っていう空気もまだちょっとあったと思うんですよ。道場で『この技はどうするんですか?』って聞いたら『ちょっと分からないですけどね』って言われたり(苦笑)。高橋和生さんなんかはレスリング部出身なんで丁寧で、ボクシングの技術なんかも教えてもらいましたけどね。それで、ちょうどパンクラスでグラバカとの抗争が始まって、菊田さんがP's LABに来られたんですよ」
で、gryphonさん。
しかし、当時でも「ごっつええ感じ」に出ていればもうちやほやされるランクの芸人だろうに、平等に無愛想というのもある意味えらい。その中で高橋義生(当時)が親切だったというのも見た目じゃあわからない(笑)。
ってそりゃひどい。いや、俺も知り合うまではそう思っていたが(笑)。
天然揃いのパンクラス旗揚げメンバーの中で、「唯一の人格者」と言われる稲垣克臣さんは別格としても(笑)、素顔の高橋さんは至って普通の人だ。
というより、オンとオフを上手く使い分けているというか、リングの上とそうでない時は別人だ。
この辺がいつでも船木誠勝な船木さんと対照的なところだろう。
と、まあ選手の人格についてはさておき、「指導者、高橋和生」の話。
「指導は苦手」
そう本人から聞いたことがある。
いや、行為そのものが嫌ということではなく、中途半端が嫌いなあの人が現役の立場で指導に臨むことに限界を感じているようだ。
以前、知人から水泳の指導を頼まれて、いい大人が半泣きになるくらい教え込んだ経験があるらしい(笑)。
それが理由かどうかはわからないが、パンクラス所属末期においてはP's LABの指導からは外れていたはずだ。
また、差し出がましいとは思ったが、かつて俺は「高阪さんとか稲垣さんのジムで指導者をしながら現役を続けては?」という提案をしたことがある。
が、「他人が頑張って形にしたものを美味しいところだけかっさらうような真似はしたくない」と即却下された。
堅いというか「もっと上手くやりゃあいいのに」と思わないでもないが、それが高橋和生の生き方なのだろう。
本格的な「指導者、高橋和生」はまだまだ先の話?のようだ。
この2人についても「師弟関係」と見る向きも多いようだが、どちらかといえば「兄弟関係」に近いように思う。
意外に思われる方も多いかもしれないが、「先輩風を吹かす高橋和生」を少なくとも俺は知らない。
まあ、謙吾さんとの飲み会の話なんかは涙無くして聞けない別の話なのだが(笑)。