「オールラウンダー廻」。

オールラウンダー廻(3) (イブニングKC)

　「イブニング」に連載中のこの作品。

　総合・・・、というか修斗が舞台になっている。

　技の展開などの描写が緻密でマニアな俺には実に興味深いコミックだ。

　まあ、俺の場合、マニアといってもプロレスのほうからやってきた住人なので、やらせる側に
面倒くさい人が多い修斗は実はかなり苦手なのだが、この作品に描かれているような、アマチュ
アを裾野とした競技として明確なピラミッドを長い時間をかけて構築してきた修斗の素晴らしさ
には敬意を払いたい。これは同業他社にはほとんどできなかったことだ。

　一般誌にこのような作品が掲載されること自体、修斗の功績と言っていいだろう。

　ただ、コミックスの連載は「読者アンケート」に依る要素も多いとも聞く・・・。

　この作品がどの程度世間に届いているかは定かでないが、同ジャンルのファンの一人として健闘
を期待せずにはいられない。