今の総合はプロの興行ではない?


昨夜は呑みながら書いていたら、眠くなり〜の推敲が面倒になり〜ので強引に終わらせて寝てしまった。なので今日は仕切り直し。まあ、普段から推敲など殆どしないのだが。・・・、という話を今宵も呑みながら書いている。


「今の総合はプロの興行ではないのか?」


いや、友人知人の動員の全てを否定するわけではない。実際のところ、中小のプロモーションではファイトマネーがチケットで支払われる例も多々有ると聞くし、それ自体を否定すると興行として成り立たないという側面も有る。

いいのだよ。いいのだが、会場全体に蔓延する「お仲間感」が一般の観客をドン引きさせている事実にいい加減選手や関係者は気付いた方がいい。

そこに十年以上も前に気付いていた方がいらっしゃる。ってほら、昨日の話につながった。

須藤元気のつくり方

須藤元気のつくり方

手元にこの名著が有るので引用させていただこう。

ただ、よくあることだが、仲間同士がひと塊になって騒いでしまうと、他の関係ない観客は「コイツらとは違う選手を応援しよう」という心理になりがちだ。そういう空気を出来るだけ避けるために、100人ほどの仲間たちのチケットを東西南北四方八方に分かれるように僕がグループ分けをした。そうすると、身内同士が固まっているという印象がだいぶ薄まり、逆にそれらに釣られて会場全体が声援をもぎ取ることができたのだ。


なんたるセルフプロデュース!エクセレント&マーベラス


正に我が意を得たり!


その後、この方が総合格闘技界でスターダムをのし上がって行った様はみなさん既に御存知のとおり。皆、この本を買って彼の「プロフェッショナル論」を読んで勉強するように。(余談だが高橋さんとのちょっといい話も載っている)


選手もそうだが、そのお友達にも喚起を促したい。どんな客商売にも客の慎みというものがある。あと少し、もう少し自重願えないだろうか?


いや、俺も友達の友達はアルカイダからチケットを買うことは多々有る(高橋さんじゃないよ。念の為。)ただ、「お仲間感」を極力出さないように心掛けている。「◯◯の友達だぜぇ、ワイルドだろう?」と公言したい心理は理解出来る。俺も昔はそうだった。(高橋さんじゃないよ。念のため。)そこをグッと堪えてあと少し、もう少し、ニュートラルな視点で総合格闘技というジャンルを楽しんでいただきたいのである。ひいてはそれがお友達の業界を盛り上げる事に繋がると思うのだが違うかしらね〜。


って珍しく長文書いたもんだから、パトラッシュ、僕、疲れちゃったよ。