吉祥寺サイン会&トークショー
ちょいちょい昔話の続き・・・。
筋金入りの高橋ファンを自負するこの俺だが、このサイトを立ち上げるまで面識はおろか、ちょいちょいファンイベントにも顔を出していたにも関わらず、話し掛けたことすら無かった。
容姿淡麗で妙齢の女性にならともかく、野郎に野太い声で「ファンなんです(withハートマーク)。」なんて言われたところで嬉しくもなかろうという俺なりの細やかな心配りからだ。
だって俺が選手だったら嫌だもの。汚い野郎はシッシッシッだ!コノヤロー!
って人間ちっちぇーな、俺。
だが、俺の中で勝手にサイトを立ち上げた事の筋を面と向かって通しておきたいという思いが日に日に頭をもたげて来た。
そんな時、パンクラス東京道場所属の高橋義生、近藤有己、KEI山宮のサイン会&トークショーが吉祥寺で開かれるという。
こりゃ千載一遇のチャンスと、ノコノコ吉祥寺まで出掛けた次第だ。
今だから白状するが、「俺が○田を殺す!」とか「(試合をドタキャンしたアラン・ゴエスに)仕事出来なくしてやる!」とか言ってる高橋さんのこと。 きっととんでもねー人なんだろうなと思っていた。
いや、高橋さんの人間性がどうあろうと、格闘家の価値はリングの上で決まるのであって、俺が高橋ファンであることはどうあろうと揺るぎないのだが、実際に会うまでは俺の中に不安と戦慄が走っていたのは結構な割合で事実だ。『今度は俺が「囲め囲め」の番かもよ』とか思ってた(笑)。
さて、お待ちかねのイベントだがサイン会の際に直接話をする機会を得た。
俺は勇気を振り絞ってこう言った。
「た、高橋さん・・・、俺、勝手にファンサイトやってる松本です(ここで半音上がる)」
今となってはあの時何を話したかよく覚えていないが、高橋さんは終始にこやかで紳士だった。
素顔の高橋義生はメチャクチャいい人だった。
正に惚れてまうやろー!な話だ。
と、いうことで俺は無事「囲め囲め」されることもなく、帰路に着くことが出来た。
帰宅した俺がかみさん相手に小一時間トークショー「素晴らしきかな高橋和生」を展開したことは言うまでもない。
「そんなに好きなら私と別れてその人と結婚したら?」
そう言う彼女の目は全く笑っていなかった・・・。
まだ、ちょいちょい続く。