「レスラー」を観た。


 昨日は久しぶりに時間が出来たので、パンクラスを観に行こうと思ったのだが、
娘が友達を自宅に連れて来るというので自粛。その接待を務めた。



 まあ、それにべったりというわけでもないので、WOWOWUFCを観た後に、遅れ馳せながら、
TSUTAYAで借りてきたDVD「レスラー」を観た。



レスラー スペシャル・エディション [DVD]

レスラー スペシャル・エディション [DVD]


 あらすじとしては、かつてのスターレスラーが年老い、収入にも恵まれず、家族からも見放され、
長年の酷使と薬物の使用で肉体がボロボロになりながら、それでも稼業プロレスに固執していく姿が
描かれている。


 この作品の公開当時、kamiproを除いたほとんどの専門誌(と、いっても現存するものはほとんど無いが)
が黙殺していたと記憶しているが、それもそのはず。題材こそプロレスを中心に描いてはいるものの、
その内容はというと業界の誰一人として得をしない内容だ。



 主演のミッキー・ロークの鬼気迫る役作りと芝居には感服したが、そのリアル過ぎる描写がゆえに
劇中に一片もの「救い」の無さに、些かげんなりしてしまったのもまた事実だ。



 ラストのシーンは最悪の結果を暗示しているかのようなシーンだ。

 
 劇と知りながら、主人公に幸あれと思ってしまうシーン・・・。


 少なくとも、ちょっとブルーな日曜日の午後の観賞はお勧めしない。そんな作品・・・。


 ああ、やっぱり、パンクラス行っときゃあ良かった。そんな一日・・・。