「レスラー」を観た。
昨日は久しぶりに時間が出来たので、パンクラスを観に行こうと思ったのだが、
娘が友達を自宅に連れて来るというので自粛。その接待を務めた。
まあ、それにべったりというわけでもないので、WOWOWでUFCを観た後に、遅れ馳せながら、
TSUTAYAで借りてきたDVD「レスラー」を観た。
- 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
- 発売日: 2010/01/15
- メディア: DVD
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あらすじとしては、かつてのスターレスラーが年老い、収入にも恵まれず、家族からも見放され、
長年の酷使と薬物の使用で肉体がボロボロになりながら、それでも稼業プロレスに固執していく姿が
描かれている。
この作品の公開当時、kamiproを除いたほとんどの専門誌(と、いっても現存するものはほとんど無いが)
が黙殺していたと記憶しているが、それもそのはず。題材こそプロレスを中心に描いてはいるものの、
その内容はというと業界の誰一人として得をしない内容だ。
主演のミッキー・ロークの鬼気迫る役作りと芝居には感服したが、そのリアル過ぎる描写がゆえに
劇中に一片もの「救い」の無さに、些かげんなりしてしまったのもまた事実だ。
ラストのシーンは最悪の結果を暗示しているかのようなシーンだ。
劇と知りながら、主人公に幸あれと思ってしまうシーン・・・。
少なくとも、ちょっとブルーな日曜日の午後の観賞はお勧めしない。そんな作品・・・。
ああ、やっぱり、パンクラス行っときゃあ良かった。そんな一日・・・。