楽天阪神戦に行って来た。

 私事だが、水曜日は野球観戦、木曜日は呑み過ぎでダウン、金曜日は本業で東京出張だった。少し落ち着いたので水曜日の話を書こう。

 俺が阪神ファンだというのはここで何度も書いているが、東北在住となってからは地理的な問題でその生観戦の機会が限られてきた。しかし、ここ何年かは仙台でもセパ交流戦と称して楽天阪神戦が開催されていたのでそのいい機会だったのだが、毎年平日開催ということもあって二の足を踏んでいた。まあ、そんなことばかり言っていても埒があかないので今年は意を決して二日ほど休暇を取り行くことにした次第だ。

 試合当日の開場は4時。「少し早いかな?」と思いつつ、クリネックススタジアム宮城へと向かう。ところがどっこい既に球場付近は大盛況。みんな平日の昼間だというのに何をやっているのだろうか。とことん自堕落な奴らだ(←お前もな)。

 

 今回は他でもない阪神戦ということで張り込んで1塁側フィールドシート。試合前のウォーミングアップをする選手もかぶりつきで観られるとあって俺は試合前から至福の時を過ごす。(写真下は桜井広大選手)ちなみに、新外国人のマートン選手は日本人選手全員がアップを切り上げてもなお一人入念なランニング、ストレッチを行っていた。失礼ながら開幕前は助っ人と呼ぶには線も細く、いわゆる「B級」のにおいがプンプンしていた彼だが、この外国人選手には珍しい勤勉さが開幕以来好調を持続している理由の一端かもしれない。(すみません、見る目が無くて)

 

 ・・・ってな感じで試合以前から大いに阪神タイガースを満喫していた俺なのだが、時間が経つにつれ日も傾き風も吹いて寒さが増して来た。東北の初夏を舐めてはいけない。寒い時はガチで寒い。分かっていたはずなのだが日中の初夏の陽気に誘われてうっかりTシャツ1枚で来ていた俺はとりあえずレプリカユニフォームを買って着用し暖を取ることにした。

 と、いうことで臨時に開設されたタイガースショップへ行く。ところが3箇所くらいあるそれらのどこに行っても「2番のジョーモデル」しか売っていないのだ。いや、正確にはそれだけが売れ残っているのだ。かく言う俺も「ん〜、ジョーか〜・・・、ん〜。」としばし迷う。いや、ジョーや俺を含めた阪神ファンの名誉のために書いておくが、けっして彼に人気が無いわけでもファンが彼をリスペクトしていないわけでもないと思う。既にスターとして完成された彼の2番を移籍1年目から早速嬉々として着てしまう自分に対する気恥ずかしさがあるのだ。「にわか」だと思われたくないのだ。甲子園に行ったら「なんや兄ちゃん?早速2番かいな?ミーハーやな!」と言われたくないのだ。誰が?俺が(←お前か〜い!)。

 ここまで能書きを垂れておいてなんだが、背に腹は変えられずジョーグッズを購入する。着たら着たで気持ちも上がる。

 

 http://hanshintigers.jp/game/score/table/table20100602.html

 肝心の試合はというと最終回まで手に汗握るシーソーゲーム。アニキや「俺だけのジョー」の活躍もあって最後は大量点で突き放し、セーブポイントがつかない条件での藤川球児選手投入というガチガチの鉄板勝負で逃げ切った。

 

 う〜ん、マンダム。


 ん?ん〜?ん〜〜? 

(続くかも)