全選手入場式。


 


 これマジで懐かしい。当時はバブル真っ盛りで世間は色々と大盛況だったが、俺自身は若くて金も無くてそれでも、無理やり日本全国、大好きな高橋和生を追いかけていた。いや、今だから笑い話だが、相当無理して転戦していたので、折角色々な地方に行ったにも関わらず旨い物を食うでもなく、ただただプロレスだけを観に行っていた。そのせいでひもじい思いをしたのも一度や二度ではなかったと記憶している。いや、それはそれで楽しかった記憶しかないのだが、「アホ」だったなとは思う。恐れながら、俺自身に「余裕」というものが出来てきたパンクラス時代よりよほど感慨深い(笑)。だからかどうかは分からないが、プロレスや格闘技が今でも大好きだ。何物にも替え難い。そこだけは誰にも譲れない。って、誰に。